2019年卒業の大阪リトリーブサイコセラピー応用コース卒業生の感想を一部掲載しています。
本音でぶつかる勇気が持てました R.S様
基礎、応用と、大変お世話になりました。
幼児の頃から、意味の分からない恐怖で眠れない、 寝てもうなされて目を覚ます、という子どもでした。その時も「母には絶対に近づけない」という思いが、子どもながらにありました。家庭内はケンカする大人の大きな怒声や、ガラスや陶器が割れる音、それが日常茶飯事でした。
リトリーブを受講する前の私は、自己否定や人間不信が強くなり、毎日泣いて、主人に八つ当たりをし、夜は眠れず、ただ朝が来るまでは生きよう、死を考えるのを紛らわそうと考えていました。
基礎の時は誰に対してもファイティングポーズで接していました。人が怖く、全てが敵でした。
でも、根気よく温かく関わってくださるスタッフさん、一生懸命自分の問題に向き合おうとし、それを共有しあえる受講生達、父のように冷静に客観視し、母のように傷付いて集まった受講生に寄り添い、守ろうという強い気持ちが伝わってくるカズ姐さん、みなさんに見守られ指導いただきながら、「私なんか生きていてもしょうがない」という気持ちはなくなっていきました。
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応用にきてからは、どう生きていくか、が私の問題になりました。後ろばかりの目線が、前を向きました。基礎でお世話になったスタッフさんに、久しぶりにお会いした時、「今は生きることを考えてるんだね」と言われ、私を覚えていてくれたこと、私自身が変わってきていることに、とても嬉しく思いました。
基礎と応用、両方受けながら、人の温かさを感じることができ、自分が大切と思う人には本音でぶつかる勇気も持つことができました。
子どもの頃に受けた傷は、脳の奥深く、潜在意識に潜り込んで、自分を守るために別の問題を作り出す、その仕組みを本当に熟知され、傷付いている人達の想いも分かってくれている場所です。
私のリトリーブの始まりは電話カウンセリングでした。人生がどうにも立ち止まってしまったと感じている人 今、まさに死ぬことばかりに焦点を当ててしまっている人は、ただ数字を押す(電話をかける)勇気を持ってほしいと思います。
大変お世話になりました。関わってくださった皆様、本当にありがとうございました。
安心安全の場所を得られました 土井香名子様
去年基礎コースを終えた頃、むなしさがずっと続いていて、
私の問題が全然終わっていないことに愕然としていました。
応用コースを受講したのはもっと自分の問題に向き合わなければいけない思いと、応用コースで学べる心理セラピースキルが、今後の人生や仕事をする上で役に立つのではないかという思いでした。
当初は自分の問題に直面するばかりで、そんな状態でセラピストとして他人の問題を見つめることなどできず、そんな自分に落胆して受講したことを後悔する時もありました。
同期に置いていかれたくない思いから練習には積極的に参加するようにしましたが、練習する内に
自分の問題を客観視することができるようになっていき、あんなに苦痛だった練習もだんだん楽しくなっていきました。仲間の親密さが深まっていくのも実感できました。
最終日の試験では、自分のダメなところを見られる恐怖や、あわよくば良い成績を残したい等の雑念もありましたけど、いざ始まってみればそんな思いはどこかへいき、目の前のクライアントへ集中することができた結果、私にとって最高の成果を出すことができました。
この講座で得られたものはたくさんありますけど、私は特に、心のすっぴんをさらけだせる、安心安全の場を得られた事がとても大きいと思っています。
家族にさえ(むしろ家族だからこそ)さらけ出せない事も、この仲間達の中ではどんな私でも受け入れてくれる。自分の嫌いなところも恥ずかしいところも、自分の正直な思いを、うんうんって聞いてくれる場があるんだって思える事が、こんなにも安心するんだと知ることができました。
基礎コースで出来た土台が、応用コースでしっかり踏み固まった感じです。
この上に何を建てるのも、私次第。
怖いこともあるけれど、私にはいつでも悩みを打ち明ける場所があるんだと思うと勇気がでて、
頑張ろうって気持ちが出てきます。
人見知りだった私はこれ以上出会いや友人を作ることは難しいだろうなと思っていましたけど、
こんなに親しく何でも言える仲間ができるなんて!
基礎コースに通う一年ほど前の私では、想像もできませんでした。
かけがえのない時間を得ることができ、カズさんや講師の方々、アシスタントのみなさん、
そして同期の受講生達に感謝の気持ちでいっぱいです。
ほんとうに、ありがとうございました。
リトリーブでなければここまで来れなかったです M.S様
基礎コースを卒業してから2年が経っていました。昨年末より、漠然とした不安を自覚するようになり、今回応用コースを受講することを決めました。
その分、講座ではワークやセッションを沢山見れましたし、私も受けられました。セッションを見る中で、一瞬一瞬の自分の感じ方、思考やそれによる行動の積み重ねで、人生脚本が出来上がり時には強化されていく様子がよくわかりました。
よろしくお願いします。
自分がどう生きたいか考えらえるようになりました M.M様
一昨年より基礎・応用、再受講の基礎・応用と、
2年間、続けて、参加してきました。
その間に受けたセッションは、講座のオープンセッションも含めて16回でした。
名古屋から東京、大阪へとリトリーブへ通い、掘り練習やセッションを受けにも通う日々は、
かなり疲れていたはず(!?)
でも、立ち止まって疲れを感じている暇を与えないほど、前へ前へと進まずにはいられない日々でした。
リトリーブへ来る2年半前に、自分の生き辛さの根っこが家族にあることを知って、
それから心理学を勉強し、自分の問題と向き合いはじめました。
その過程で、人が怖いと気づき、一人で名古屋から出ることも怖かった当時、
勇気の一歩を踏み出して、リトリーブに参加しました。
参加してよかった程度の感想では済まないです。
自分が生きるために、必要不可欠なことだったなと思います。
リトリーブに来て、表面上の問題から始まり、どんどんと深部の問題が見えてきて、
自分の問題の深さがここまでのものと思っていませんでした。
1年目の東京基礎・応用では、どん底までたどり着いたところで、卒業を迎えてしまいました。
・最初の基礎では、
記憶していること以外でも、親の影響を受けて今の自分が存在しているのだと気づきました。
自分の想像以上に親からの愛情を受けていなかったと気付き、
人として大切なものが欠落している欠陥人間だと絶望して、卒業しました。
・応用では、ビリーフや堀り練習から、自分が役割で生きていることに気づきました。
今まで自分と思っていた自分が全部被り物で、感じているものすべてが嘘に思えて、
自分が何者かわからない絶望を感じました。その頃、日常の苦労も重なり、
何もかもがわからないとなった状態で、そのまま卒業を迎えました。
大阪での再受講で、やっとどん底から浮上した感覚がありました。
・再受講の基礎では、
この時期は、仕事での問題が重なり、日常で降り掛かってくる問題を解決することが中心となっていました。だけどそのうちに、自分の軸が安定してきた感覚が出てきました。
自分がこれからどう生きていきたいかを考えられるようになっていました。
セラピストへ挑戦する意思も、この期間に固めることができました。
・再受講の応用では、
問題の視点が、日々の苦しさを解決することよりも、
自分が前へ進むうえで、障害となる課題へ変わってきていました。
今年に入ってから、セッションを受ける頻度が増しました。
問題の浮上(キャッチ)と解決の速度が増した感じがします。
1年目と2年目で、日々感じる苦しさの感覚は、格段に違っていました。
大きな問題に気づき、これが絶望なんだと感じながらセッションを受けたりと、
出口が見えないままずっと進み続けて、気づけば、日常的な苦しさが薄れていました。
ここからが自分の人生に転換していくポイントかなと。
まだ自分の感覚を感じきっていない。これから自分の感覚を感じて、生きていく段階にきた。
私にとって参加できて、間違いなく、収穫がたくさんありました。本当に、よかった。
東京に通っていた以前なら、スタッフのみなさんは、私を救ってくれた命の恩人のような存在で見ていました。でも今回、気づいたのですが、カズさんも含め、みなさんはリトリーブの仲間なんだなとの意識に変わってきた気がします。私もこの場所にいていいとの安心感ができたのだと思います。
ありがとうございました。これからも、お世話になります。よろしくお願いします。