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心の悩みを気軽に相談できる門戸が広くなった
悩み相談したい、問題を解決したい、そう思って心理カウンセリングの門をたたき、心理カウンセラーに話しを聞いてもらう、これが最近やっと一般的になってきたのはとてもうれしいことですね。
アメリカではもう20年も前から、迷ったら気軽に心理カウンセラーや心理セラピストに頼るということは恥ずかしいことではなく、ごくごく普通に一般的に行われるものとして認識されてきましたから。いい時代になったなーと思います。
しかし、一方で心理カウンセラーや心理セラピストにもいろんな人達がいて、それこそピンからキリまでと言われる今の状況は果たしてこのままで大丈夫だろうか?という懸念を抱くことも多々あります。
心理カウンセラーや心理セラピストがやってはいけないこと
一番いけないと思うのは、倫理観が欠如した心理カウンセラーが増えていること。心理カウンセラーや心理セラピストという仕事は、クライアントの家族の秘密や過去の秘密などを知ることになるわけですから、そこには守秘義務というものが存在することになります。
だから人のプライバシーにかかわる秘密を取り扱うわけですから、そこには当然慎重に扱わせていただくという職業倫理観というものがなければなりません。ところが、以前私も経験しましたが、8年ほど前にお試しで受けたある女性の心理カウンセラーが、最近あろうことか、「私はカズ姐さんの心理カウンセリングをやったのよ」ということを自慢していた、ということがわかりました。
その方が偶然に私のことをそれで知ってその女性心理カウンセラーに違和感を抱いて、私のところにきたというのです!これにはほんとに呆れたし驚くしかありませんでした。問題外の行為です。
プライベートなお付き合いに発展するのはいいことですか?
あと、よく問題になるのが、心理カウンセラーや心理セラピストとして何度も何度も接触機会が増えるごとに親しみが湧き、クライアントと心理セラピスト気が合った場合、どこまで親しいお付き合いができるのか?という質問を受けることがあります。それは人それぞれの基準に任されるので、一概に「こうしなけれはならない!」的なルールは、人によって違うのだと思います。
しかしリトリーブサイコセラピー®ではここのラインを超えたらいけない、という明確なルールを設けています。それは、個人的な質問をSNSのメッセンジャーで長文で何度も何度も送ってこられる場合は、それが五回も10回も超える場合は、個別相談とみなして料金が発生する旨をお伝えすることがあります。
そして、個人的に一対一でのプライベートでお茶をしたり、食事にいったりするというのも、業務契約期間中はNGです。個人的に親密な関係を築くのはこの期間は絶対に禁止しています。それは中立的なポジションを維持できなくなることで、セッションの質が低下してしまうことを防ぐこと、つまり親密になることを心理セラピストに禁止しているのはすべてクライアントのためなのです。
クライアントとの恋愛関係を禁止している理由
また男性の心理セラピストが女性のクライアントに対して、クライアントとして契約している以上は個人的な関係を結ぶことを固く禁じています。女性の心理セラピストも男性クライアントに対しては同様に禁止しています。身体接触も禁止しています。
その理由は、心理カウンセラーや心理セラピストがクライアントに「個人的な恋愛などの感情」を抱くことは、その相手に逆転移といって、なんらかの自分の感情の問題をクライアントに対して投影してしまっている場合が多いのです。それは大きな問題となります。
しかも、心理的な問題を取り扱うお仕事として契約している以上は、業務契約期間中に恋愛感情を抱く場合、何らかの問題を抱えているクライアントですから、その問題に対して中立的な立場、つまりニュートラルポジションを維持できるはずがなく、よって心理カウンセラー自身が、クライアントに偏った判断をしがちになります。
それはクライアントにとって決していいことではないのです。結局問題解決をしに来たのに、その問題をさらに悪化させてしまうことにもなりかねません。
私の知り合いの心理カウンセラーにはお客さんと結婚した人も何人かいます。仕事の契約期間が修了すればそれもいいでしよう。絶対に個人的なお付き合いはNGである、という法律はありません。
しかし、仕事の契約をしている以上は、その期間中は個人的なプライベートに入っていくということはできる限る避けるようにしているのは、質のいい仕事をするためにも絶対に必要不可欠なものです。
人のプライバシーを取り扱う仕事だからこそ法律を順守する
当社、株式会社ユアエクセレンスではなにかあったときにいつでも相談できる顧問弁護士がついています。
それは当社に関わっている顧客の情報やスタッフの安全を守るためと、クライアントを守るためと、心理業務に関わる心理セラピストたちを守るためでもあります。みなさんに安心して心理カウンセリング、心理セラピーを受けていただくために最善を尽くしています。
というわけで、昨今の心理ブームで、心理カウンセラーが増えるのはいいことですが、職業倫理がわからずに、素人同然の状態で心理カウンセリングや心理セラピーをしている人達が増えているのをとても危惧しています。
私達リトリーブサイコセラピーの心理セラピストも、心の問題や悩み相談を取り扱う業者として、職業倫理を今後も徹底して安心安全な心理業務を提供していきたいと思っています。
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